http://annuaire-des-sports.com/2023/08/12/text-20230812/
“スマホで何かを撮影するタイミングは、旅行に行ったり、外に出たりするタイミングだけではありません。家にいる時にスマホで撮影する機会も多いでしょう。ここでは自宅内で撮影をする時の、スマホで簡単に実践できる撮影術やワンポイントの工夫をご紹介しましょう。
【撮影前にはカメラの基本設定をしておこう】
スマホカメラには多くの機能が搭載されているので、きちんと設定しておくことで撮影がうまくいくでしょう。設定する項目をまとめてみます。
＜グリッド表示＞
部屋の写真を撮影する時には水平・垂直に気を付けるべきです。室内のインテリアを撮影する際には、スマホを傾けて撮影するのは基本的にはNGです。室内での撮影ではグリッド表示を上手く活用しましょう。グリッドと言われる枠線を表示させることで、水平・垂直な撮影が可能になります。ちなみにグリッドとは三分割法に基づいて敷かれた縦横に2本の線のこと。画面を縦横に三分割して、その線を意識して被写体を配置すれば、画面の奥行きや左右均等の構図で撮影ができます。
＜自動HDR＞
HDRとは「High Dinamic Range」の略で、暗い写真や明るい写真、中間の写真の3枚を瞬時に撮影して自動合成して1枚の写真にしてくれる機能のこと。自動HDRによって、明るすぎる部分や暗い部分を適正に整えて、白飛びや黒つぶれを抑えた写真を簡単に撮影できるようになります。この自動HDRは夕焼けなど風景撮影に使われる機能ですが、室内で撮影する際に窓の外の景色だけが明るすぎる…などというシーンで使うと効果的でしょう。
＜露出補正＞
露出補正は、自分の好みで明るさを調整できる機能のこと。普通に撮影する際にはスマホが自動で明るさを調整してくれますが、もっと明るくしたい！もっと暗くしたい！という場合には露出補正を利用してみましょう。白い壁が光の具合でグレーに写ってしまう場合、一番見せたいものをもっと明るく映したい場合などに便利です。
【インフルエンサーが室内での撮影で意識しているポイントとは？】
インスタグラマーなどインフルエンサーが室内での撮影を意識しているポイントは以下の通りです。
・自然光の明るい時間帯を選んで撮影する
・過度な加工はNG!!自然な写真を選ぶ
・水平・垂直な撮影を意識する
・同じ場所でもアングルを変えて撮影してみる
・ナチュラルな雰囲気をイメージして、色合いを意識して撮影する
・家具の高さ、ライン、部屋全体のバランスを意識して撮影する
・ブレないように三脚を使って撮影する
・インテリアサイトやカタログ、雑誌のプロの写真を見て参考にする
この中でも特に、室内の撮影では光やアングルを意識するとよいでしょう。
【部屋を綺麗に撮影できるポイントとは？】
部屋を撮影する時に重要になるのが「構図」です。見せたいものを強調して、部屋をより広く見えるように撮影するのがポイントです。ここでは部屋を綺麗に撮影できるポイントをまとめてみましょう。
＜水平・垂直を意識して撮影しよう＞
部屋や建築物の撮影において、一番重要になるのが「水平・垂直」です。グリッド線を活用しながら部屋の壁・家具の線を意識して水平・垂直に合わせて撮影しましょう。
＜部屋の角から撮影する＞
部屋をより広く見せる撮影がしたいのであれば、部屋の角から撮影してみましょう。部屋の角から撮影することで、部屋の対角線に立つことになり、室内をより広く見せることができます。まずは対角の角を中心に配置して、撮影してみてくださいね。次に対角の角をグリッドに合わせて撮影すると、部屋の印象が変わって見えるでしょう。
＜床の割合は多め、天井は映らないように撮影する＞
水平の動きに慣れたら次は垂直な撮影を意識しましょう。スマホを上下に傾けて、写る画面を確認してみます。床面・天井の配分が変わると一気に雰囲気が変わってみえます。下に向けて床の割合を多くすると部屋全体が広く見えます。”