無人ヘリで資機材運搬、省力化支援 19年度からヤマハ発

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ヤマハ発動機は2019年度から、産業用無人ヘリコプターによる工事用資機材の運搬事業を本格運用します。山間地など車両運搬が困難な場所への導入を目指すということです。人手不足が指摘される建設現場の省力化、低コスト化を支援します。同社と子会社の西日本スカイテックが九州電力の協力で、17年度から実証実験を続けています。遠隔操作で自動航行する新型ヘリを投入し、今年5月に宮崎県の送電線工事現場で1回の最大積載量26キロ、1日当たり計672キロの資材を運搬するなど成果を挙げ、実用化のめどが立ったということです。今後は積載方法を改善し、運搬能力や安全性の向上を図ります。電力会社や建設関連など、全国での受注に向け準備を進めているのです。実証試験で使用中の「フェーザーR G2」は全長約3・6メートルです。通信方法を従来機の電波から衛星通信に切り替え、航続距離、運用高度を高めていて、これまでに農薬散布や火山観測などで運用実績があり、同社は新たな用途提案で産業用無人ヘリの需要拡大を図るということです。


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